ホワイトニングを始めたらコーヒーは控えた方がいいの?
歯を白く、美しくするホワイトニング。
最近では美意識の高い人も増え、ホワイトニングをする人も増えているように感じます。
黄ばんでいる歯よりも白い歯の方が魅力的ですし、何より周囲への印象も変わるもの。
自分に自信を持つためにも、ホワイトニングは必要なものなのかもしれません。
そんなホワイトニングですが、効果は一生続くわけではありません。
ホワイトニング後の食事やケアによっては、比較的すぐに元の色に戻ってしまうこともあるんです。
歯の着色と聞いて真っ先に浮かぶのがコーヒーですが、ホワイトニングを始めたらコーヒーは控えた方がいいのでしょうか。
やしまる
ここでは、ホワイトニング後に控えた方がよい食べ物や飲み物について紹介していきます。
この記事では、以下のことをまとめてあります。
● ホワイトニング後にそれらを控えた方が良い理由
● ホワイトニングの効果を持続させるために気を付けること
それでは早速、見ていきましょう!
ホワイトニングを始めたら控えた方が良いものは?
まず、ホワイトニングを始めたら控えた方が良いもの(食べ物・飲み物)からご紹介します。
ホワイトニングを始めたら控えた方が良いものは、大まかに分けると以下の4つに該当するものになります。
● 酸性のもの
● 色の濃いもの
● ポリフェノールを豊富に含むもの
それぞれについて、詳しく説明していきます。
ステイン・タンニンを含むもの
歯の着色と深い関係にあるのが、「ステイン」ですね。
ステインが歯の黄ばみの原因であることは、あなたも既にご存じのことと思います。
- コーヒー
- 赤ワイン
- 紅茶
- 緑茶
これらはステインを含むので、ホワイトニングを始めたら控えた方が良いでしょう。
またステインだけでなく、タンニンを含むものも要注意。
緑茶やウーロン茶など、いわゆる「お茶」と呼ばれる飲み物には、ほぼタンニンが含まれています。
同じ湯呑みやマグカップで緑茶やコーヒー、紅茶などを飲み続けていると、次第にカップに着色ができてきますよね。
これらは水でゆすいだくらいでは、落とすことはできません。
カップをあなたの歯に例えてみれば、一目瞭然ですね。
ステインやタンニンは歯の着色汚れのきっかけになるので、ホワイトニングを始めたら控えた方が良いですよ!
やしまる
酸性のもの
ホワイトニングをした直後は、歯の表面にあるカルシウムの層が溶けている「脱灰状態」が強く出ています。
このときに酸性のものを摂ると、歯の脱灰状態が元に戻りにくくなると言われています。
- お酢
- マヨネーズ
- ドレッシング
- 柑橘類
- 炭酸飲料
これらは酸性が強いので、できるだけ避けましょう。
サラダはドレッシングやマヨネーズではなく塩コショウで味つけるなど、調味料の使い方を工夫していくことがおすすめです。
やしまる
色の濃いもの
イメージがつきやすいと思いますが、色の濃いものも着色汚れを招くきっかけになるので要注意。
- 醤油
- ソース
- 味噌
- 焼肉のたれ
といった調味料だけでなく、
- カレー
- 緑黄色野菜
なども色の濃い食べ物なので気を付けなくてはなりません。
ホワイトニングを始めてから控えた方が良い「色の濃いもの」の見分け方は、「唾液に色がつくか」どうか。
上記に挙げたものを食べると、唾液に色がついたり舌が汚れて見えたりするはずです。
色のついた唾液が歯に触れることで、着色汚れを招いてしまいます。
ポリフェノールを豊富に含むもの
そして4つ目が、ポリフェノールを豊富に含むもの。
ポリフェノールは健康に良いものというイメージがありますが、色素沈着を起こしやすいためホワイトニング後は控えた方が良いとされています。
- ブドウ
- ブルーベリー
- チョコレート
- 納豆
- 豆腐
一見問題なさそうに見える納豆や豆腐ですが、大豆製品に豊富に含まれている「イソフラボン」もポリフェノールの一種であるため、ホワイトニングを始めたら控えるようにしましょう。
ホワイトニングを始めたら控えた方が良いものは、みな「着色汚れの原因」になるものだということが分かりましたね。
ホワイトニングを始めたら、なぜ控えた方がいいの?
先ほど紹介した食べ物や飲み物は、なぜホワイトニングを始めたら控えた方が良いのでしょうか?
やしまる
一番の理由は「着色汚れの原因になる」ということなのですが、正直なことをいうと、着色汚れの原因になるのはホワイトニングの有無に関わらず、ですよね。
ホワイトニングを始めていてもそうでなくても、これらは着色汚れの原因になります。
着色汚れの原因になるからダメというのなら、一生ダメということになりますが…。
実はホワイトニング後というのは、普段よりも着色が起こりやすいんです。
理由をこれから説明しましょう!
ホワイトニングは、薬剤を使って歯の着色汚れを落とすのですが、このとき歯の表面にある「ペリクル」というタンパク質の層も一緒に壊してしまいます。
ペリクルのなくなった歯は、エナメル質がむき出しの状態なので、普段よりも色がつきやすい状態になっているんです。
ペリクルは時間が経てば再生しますが、再生するまでには12~48時間程度かかるそう。
そのため、最低でもホワイトニングから24時間は、着色汚れのリスクの高いものは控えるようにしましょう。
ホワイトニングを始めたらずっとダメというわけではないので、少なくとも「ホワイトニングの直後」は控えるようにしてくださいね。
やしまる
ホワイトニングの効果を持続させるために気を付けること
ホワイトニングの効果は一生続くわけではないので、できるだけ長続きさせたいもの。
そのためには、何ができるのでしょうか?
食べ物や飲み物には気をつけていくべきですが、どうしても避けられないときもありますよね。
そんなときは、できるだけ早くに歯磨きをしましょう。
どうしても歯磨きができない状況であれば、うがいだけでも良いです。
ステイン除去の歯磨き粉や、ホワイトニング用の歯磨き粉を使うことをおすすめします。
着色は、長時間歯に触れていることで起こりますから、すぐに対応すればそこまで焦る必要はありません。
私のようにコーヒー好きな人が、長期間コーヒーを我慢し続けるのはなかなか難しいもの。
ストレスを溜めないためにも、ホワイトニング後24時間は我慢して、そのあとは飲んだらうがいや歯磨きをするようにすれば、すぐに色がついてしまうということはないので安心してくださいね。
やしまる
また、歯ブラシは月に1回は必ず変えるようにしましょう。
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まとめ
● コーヒーなどを飲んだあとは、できるだけ早くうがいや歯磨きをすることが大切
ホワイトニングの効果を少しでも長続きさせるためにも、食べ物や飲み物は意識してみてくださいね!