ホワイトニングって痛いの?しみる人としみない人の違いとは?
歯の黄ばみは、なんとなく周囲に不衛生な印象を与えてしまうだけでなく、自分に自信を持てなくなる原因の1つになることも。
とはいえ、自分でできるケアには限界があるのもまた事実ですよね。
歯の黄ばみは、クリニックでホワイトニングをしてもらうのがおすすめ!
やしまる
ここでは、ホワイトニングの基礎知識として
- ホワイトニングは痛みがあるのか
- しみる人としみない人の特徴
- ホワイトニングの痛みの原因や期間、対処法
についてご紹介していきます。
ホワイトニングが気になるけれど、痛みがあったら…と悩んでいる方、必見です!
目次
ホワイトニングがしみる人・しみない人の違いって?
歯のホワイトニングは、虫歯の治療のように歯を削ったりするわけではありません。
しかし人によっては、しみるような痛みを感じることも…。
なぜホワイトニングでしみるのか?は後ほど説明しますが、普段から【知覚過敏】の症状がある人、冷たいものや温かいものがしみやすい人は、ホワイトニングでも痛みを感じやすいため注意が必要です。
ホワイトニングで痛くなる(しみる)のは、なぜ?
ホワイトニングで痛みがでる(しみる)のは、知覚過敏が起こっているからです。
私たちの歯の表面(エナメル質)の下には、象牙質と呼ばれるものがあり、この象牙質の中に、知覚神経があります。
なんらかの影響で象牙質の中にある知覚神経に刺激が与えられると、しみるような痛みが出てしまうのです。
健康な状態の歯であれば、おそらくホワイトニングで知覚神経が刺激されることはないので、ホワイトニングで痛みを感じることはありません。
ホワイトニングで痛みを感じてしまう理由(原因)には、以下のものが挙げられます。
- ホワイトニング剤による薬剤刺激
- ホワイトニング施術時の機器による熱刺激
- 元々の歯の状態が良くない
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
ホワイトニング剤による薬剤刺激
1つ目は、ホワイトニング剤による薬剤刺激によって、痛むというもの。
通常、ホワイトニングの施術には高濃度の過酸化水素水を使用します。
おおまかにですが、濃度は35%くらいでしょうか。
高濃度の過酸化水素水は刺激も強いため、歯の表面にキズやヒビがあったり、歯茎についたりするとしみるような痛みを感じることがあります。
ホワイトニングの薬剤が歯の表面でとどまっていれば問題ないのですが、キズやヒビによってエナメル質を浸透し、象牙質内の神経に到達してしまうと、痛みとなることがあります。
ホワイトニング施術時の機器による熱刺激
2つ目は、ホワイトニング施術時の機器による熱刺激による痛みです。
ホワイトニングの流れとしては、薬剤を歯に塗ったあと、機器で熱を与えて薬剤を浸透させていきます。
このときの熱が刺激となって、痛みとなることもあるのです。
元々の歯の状態が良くない
先ほどお話ししたホワイトニングで痛む原因は、もとを辿ればすべて「元々の歯の状態が良くない」ために起こります。
薬剤による刺激も施術時の機器による熱刺激も、歯が丈夫であれば痛みとなることはありません。
ここでいう歯の状態が良くないとは、具体的に
- 丸象牙質が出ている(エナメル質が削れている)
- 表面のキズやヒビが象牙質まで達している
- 治療した歯に隙間がある
のいずれかが挙げられます。
どの状態であっても、象牙質内の神経に触れるため痛みが出てしまうのです。
過去に虫歯の治療などをしていた場合、時間の経過とともに小さな隙間ができてしまうことも…。
やしまる
ホワイトニングで痛みが生じてしまう理由はいくつか考えられますが、どの場合であっても「歯の状態」が重要だということがわかりますね。
また今回お話しているホワイトニングは、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」のことを差しています。
自宅で行う「ホームホワイトニング」の場合、ホワイトニング剤の濃度は10%とオフィスホワイトニングに比べると1/3以下の刺激なので、もともと歯が弱いという人にはホームホワイトニングがおすすめです!
かく言う私も小さな頃から歯ぎしりをする体質で、歯がとても弱いのですが数年前にオフィスホワイトニングをしたとき、痛みがひどくて途中で施術を止めてもらったことがあります…
ただそれでも諦められず、濃度の低いホームホワイトニングを試してみたら、しみることもなく安全にホワイトニングが出来ました!
(私が来店したホームホワイトニングの店舗:ホワイトエッセンス)
そんなホームホワイトニングの概要や効果についてはこちらで解説しているので、合わせてご覧ください。
ホワイトニングの痛みはいつまで続くの?
では、ホワイトニングで痛みが出た場合、その痛みはいつまで続くのでしょうか。
やしまる
ホワイトニングの痛みは、
- ホワイトニングの施術中
- ホワイトニングの施術後
のいずれかに起こります。
大抵の場合は象牙質の神経に刺激が与えられることで生じる痛みなので、痛みは一過性のもの。
数時間もすれば、痛みは治まってくるでしょう。
ホワイトニング後に痛みが出た場合は、ホワイトニングによって神経が過敏になっているために痛みやすくなっているので、痛みもやや長く続く可能性があります。
それでも、長くても数日で痛みは治まってくるはずです。
もしも1週間以上も痛みが続くような場合は、無理をせずにクリニックに相談するようにしてください。
ホワイトニングで痛みがあるときの対処法
最後に、ホワイトニングで痛みがあるときの対処法をご紹介します。
ホワイトニングの痛みは、たとえ起こっても一過性のものですが、人によっては「不快な痛み」である場合もあります。
痛みの感じ方は、人それぞれですからね。
水を飲むだけでもしみて痛かったり、食事ができなくなってしまう人もいるかもしれません。
そんなホワイトニングの痛みの対処法ですが、以下のようなものが挙げられます。
- 冷たいもの、熱いものを避ける
- 市販の高濃度のフッ素配合歯磨き粉などで歯の表面をコーティングする
- 痛み止めを服用する
ホワイトニング後の歯の痛みは、神経が過敏になっていることが原因なので、神経をより刺激することは避けましょう。
しみるなどの痛みがあるときの歯の状態は、象牙質が出ていることが考えられますから、市販の歯磨き粉などでケアをして、歯の表面をコーティングすることも効果的です。
高濃度フッ素配合の歯磨き粉や、知覚過敏用の歯磨き粉を使ってみましょう。
歯の表面をコーティングすることができれば、刺激が神経にまで達することを防げるので痛みも軽減されるはずですよ!
また、我慢できないほどの痛みがあるときは無理をせず、クリニックに相談した上で痛み止めを服用することも検討してみてください。
まとめ
ホワイトニングで痛みが出る理由やその期間、痛みがあるときの対処法についてご紹介しました。
- 普段から知覚過敏のある人は、ホワイトニングでも痛みが起きやすい
- ホワイトニングで痛みが起こるのは、象牙質の神経に刺激が加わるから
- 痛みは一過性のため、数時間から数日で治まる
- 痛みがあるときは無理をせず、刺激になることを避ける
ホワイトニングをすれば自分に自信も持てるようになりますし、毎日が楽しくなること間違いなしですね!
やしまる
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