首がかゆい!これって汗疹?それともアトピー?自宅で出来る治療・予防方法とは?
実は今、まさに私がそうなんです。
首の周りがかゆくてかゆくて、気がつくとつい掻いてしまっていることも…。
そもそもなぜ、首がかゆくなるのでしょうか。
首がかゆくなる原因は何なのかも、気になりますよね。● 首のかゆみは、自宅で予防できるの?
● 首がかゆいときの治療法には何がある?
こんな悩み、疑問を持っている方、必見です!
それでは早速、見ていきましょう。
首がかゆいときの3大原因!汗疹・汗かぶれ・アトピー
首がかゆくなる原因はいくつかありますが、主なものは以下の3つになります。
- 汗疹
- 汗かぶれ
- アトピー
それぞれについて、説明しましょう。
〈汗疹〉
乳幼児や子供がなるイメージが強い汗疹(あせも)ですが、大人でもなります。
汗疹は、汗をたくさんかきすぎたときに起こるもの。
汗の成分が、汗管と呼ばれる汗の通り道を塞いでしまうことで、
行き場を失った汗が内側にたまり、周りの組織を巻き込んで炎症を起こしてしまいます。
小さな赤いプツプツが無数にできることが特徴ですね。
首だけでなく、肘の内側や膝の内側、太ももの付け根など、皮膚が重なっているところにできやすいです。
赤ちゃんの場合、ムチムチしているため全身の至るところにできますよね。
汗疹の特徴は、なんといってもかゆみが強いこと。
子供の場合は特に、「掻いちゃダメ」といっても我慢できずに掻いてしまうと思います。
我が家の子供たちも、今は小学校高学年になったためなんとか我慢できていますが、
小さい頃は我慢できずに掻きむしっていました…。
さらに傷口から細菌が増殖してしまい、とびひなどの感染症になってしまうこともあります。
たかが汗疹ですが、侮ってはいけません。
〈汗かぶれ〉
汗疹と同じようなイメージですが、首がかゆくなる原因には「汗かぶれ」もあります。
汗かぶれは、汗によって皮膚がかぶれてしまうこと。汗疹は汗の成分が汗管を塞いでしまうことで、皮膚の内側で炎症を起こすものですが、
汗かぶれは一旦皮膚の外に出た汗が再び皮膚にしみこみ、その刺激で炎症を起こすというもの。
汗かぶれの場合は、汗の通り道を塞ぐということはありません。
植物の葉っぱをさわった時に、皮膚がかぶれてしまうことがあるでしょう?
汗かぶれは、植物の葉っぱが汗になったものとイメージしてもらえれば、分かりやすいと思います。
あくまでも肌の表面がかぶれて炎症を起こしているので、
赤みやかぶれはポツポツではなく、面状に広がります。
〈アトピー〉
季節に関係なく、強いかゆみを伴う湿疹を繰り返しているときは、アトピーの可能性もあります。
一昔前まで、アトピーは子供がなるもので、
成長とともに緩和していくイメージがありましたが、
近年では大人になってからアトピーを発症する人が増えています。
アトピーは、「発症→治癒」を何度も繰り返すことが特徴。
かゆみは全身に及びますが、
顔や首、デコルテ、肘の内側、膝の内側、太ももの付け根などに湿疹が出ることが多いです。
また、左右対称に出ることが多いのも、アトピーならではと言えるでしょう。
アトピーの湿疹は皮膚のバリア機能が低下しているときに起こりやすいので、
アトピーの人は乾燥肌であることが多いようですね。
原因は人それぞれ異なるため、一概にコレがダメ、アレがダメとは言えません。
一般的には、
- ホコリやダニ
- 花粉
- ペットの毛
などが多いとされており、
髪の毛が触れたり汗をかいたりすることで、かゆみが強くなると言われています。
こうしてみると、私の首周りのかゆみもアトピーの可能性が高そう…。
今までアトピーと言われたことは一度もなく、
アトピーかもしれない、だなんて疑ったこともありませんでした。
しかしここ数ヶ月、とにかく体中がかゆくてたまりません。
一度良くなったかな?と思っても、数日後には再び強いかゆみに襲われていて、
夜眠れないこともしばしば。
まずは皮膚科へ相談してみてくださいね。
首がかゆいときの治療方法は?
首がかゆくてたまらないとき、どんな治療方法があるのでしょうか。
かゆみを抑える、湿疹を治すという意味合いでいうのなら、
やはり一番良いのは皮膚科へ行くことです。
かゆいからと言って掻いてしまうと、ヒスタミンが分泌されて更にかゆみが増してしまいます。
傷になって跡が残ってしまう可能性もあるので、あまりにもかゆみが強いときは「掻かない」ためにも、かゆみ止めの薬を処方してもらいましょう。
アレルギーや花粉症の治療にも使われる抗ヒスタミン薬や、
ステロイド配合の塗り薬を処方されることが多いです。
ステロイドに抵抗のある人もいるかもしれませんが、
ステロイドは正しく使えば副作用のリスクは決して高くはありません。
市販薬にもステロイド配合の塗り薬は売られていますが、
ステロイドにも強さがありますので、
やはり皮膚科で症状に合わせて処方してもらう方が安心でしょう。
私もあまりにもかゆみがひどいため、飲み薬と塗り薬を処方してもらいました。
首がかゆいときに自宅でするべき予防方法
首がかゆいという症状は、「治った」と思ってもまた繰り返すことがあります。
やはり、日頃からの予防が大切だと言えるでしょう。
自宅でできる予防方法を、まとめてみました。〈汗疹・汗かぶれの場合〉
- 汗をかいたら、こまめに拭く(拭くときは、こすらない)
- 締め付けがなく、吸湿性・通気性に優れた下着を着用する
- たくさん汗をかいたときは、シャワーで汗を流す
- お風呂上がりには保湿をする
夏は暑くてベタつくため、保湿を疎かにしてしまう人がいますが、
かゆみを防ぐためにもきちんと保湿をしましょう。
〈アトピーの場合〉
- 原因が分かる場合は取り除く
- 化学繊維の下着や洋服を避ける
- 髪の毛は肌に触れないようにまとめる
- 保湿を念入りに行う
肌は常に清潔に保ち、保湿をすることも大切です。
また、首がかゆいときには、冷たいタオルや保冷剤などで冷やすと、ややかゆみを抑えることができますよ!
薬が手元にないときや、皮膚科へ行くまでの応急処置として、試してみてくださいね。
● かゆみが強いときは、適切に薬を使うことも必要
● 汗をかいたらこまめに拭く、保湿をすることがかゆみの予防に繋がる
● かゆみの強いときには、冷やすことも効果的
かゆみに耐えるのは、本当に辛いです。
できるだけかゆみが出ないよう、できることから対策をしていきましょう!