脱毛したあとブツブツのような鳥肌が立ってしまう原因とは?

脱毛をしたあと、ブツブツと鳥肌のように肌が赤くなることがあります。
このブツブツの正体は、一体何なのでしょうか。
脱毛サロンや医療クリニックでの脱毛に限らず、ムダ毛の自己処理をしたときにも
赤いブツブツができてしまうことがあります。
私も以前、自分でカミソリや毛抜きを使ってムダ毛の処理をしたとき、
1週間後くらいに赤いブツブツができてしまいました。
きれいな肌になりたくて脱毛(自己処理による徐毛も含む)をしているのに、
ブツブツだらけではお世辞にもきれいとは言えません。
しかもブツブツは意外と目立つので、本当に嫌ですよね。
ここでは、そんな脱毛したあとにできる赤いブツブツについてご紹介していきたいと思います。
● 脱毛したあとのブツブツは、どうすれば治るの?
● ブツブツを作らないためにできることは?
これらについて紹介していくので、脱毛したあとのブツブツに悩んでいる方は、
ぜひ目を通してみてくださいね!
それでは早速、見ていきましょう。
目次
脱毛したあとのブツブツは「毛嚢炎」の可能性大!
脱毛したあとのブツブツ、鳥肌のような赤いポツポツは、
「毛嚢炎(もうのうえん)」の可能性が高いです。
毛嚢炎は毛包炎(もうほうえん)とも呼ばれており、
どちらも同じ症状のことを指しています。
ここでは、毛嚢炎で統一させていただきます。
毛嚢炎とは、毛穴の奥、毛の根っこのあたりにある「毛包」と呼ばれる部分にバイ菌が入り込んでしまい、炎症を起こすことで発症します。
通常、痛みやかゆみなどの自覚症状はほとんどありません。
私も以前脱毛のあとに赤いブツブツができたことがありましたが、
目で見て初めてブツブツがあることに気づいたくらいです。
多分、ブツブツができたのが背中などの見えない場所だったら、
気づかないまま終わっていたでしょう。
ただし、絶対に痛みやかゆみがないと言いきれるわけではありません。
人によっては痛みやかゆみを伴うこともありますし、
たまたま触って引っ掻いてしまい、傷ができてしまうこともあるでしょう。
傷ができるとそこから悪化し、毛嚢炎の炎症がひどくなってしまうこともあります。
通常ならば見た目のブツブツ以外は気にしなくても良い毛嚢炎ですが、
炎症がひどくなれば、色素沈着が起こったり跡が残ってしまう可能性もあるので、
注意しなくてはなりません。
私は幸い跡には残っていませんが、ブツブツの跡が残ったら…と思うと、本当に憂鬱になりますよね。
特にきれいになりたくて脱毛をしているのに、ブツブツができてしまったのでは、元も子もありません。
脱毛したあとに毛嚢炎になりやすい理由は?
毛嚢炎は、脱毛をしたあとは非常になりやすいといえます。
これは、サロンやクリニックでの脱毛だけではなく、毛抜きやカミソリによる自己処理のあとでも同じこと。
自己処理ならばまだしも、脱毛のプロである脱毛サロンや医療クリニックでの脱毛であっても、
毛嚢炎になりやすいのはなぜなのでしょうか。
理由は、一言でいうなら「脱毛によって肌がダメージを受けているから」です。
最近では、肌に優しい、肌への負担が少ない脱毛を謳うサロンやクリニックも
増えていますが、それでも肌へのダメージはゼロではありません。
一般的なフラッシュ脱毛(光脱毛)やレーザー脱毛は、
毛穴の中にある毛根のメラニンをターゲットにしています。
メラニンの黒い色素に対し、熱というダメージを与えて毛根の働きを弱らせているんですね。
フラッシュ脱毛やレーザー脱毛の場合、
熱ダメージは毛根(黒いメラニン色素)のみに与えられるわけですが、
どうしても皮膚表面も多少のダメージは受けてしまうもの。
そのダメージによって、肌のバリア機能が低下してしまうため、
細菌やバイ菌が増殖しやすくなってしまう、というわけです。
バリア機能が低下している状態ではそれができません。
脱毛したあとに毛嚢炎になりやすい理由が、お分かりいただけましたか?
〈一番毛嚢炎のリスクが高い脱毛方法は?〉
毛嚢炎のリスクは、どの脱毛方法でもゼロではありません。
毛嚢炎のリスクの高い順に並べてみると、こうなります。
- 自己処理(毛抜きやカミソリ)
- 医療レーザー脱毛(クリニック)
- フラッシュ脱毛(脱毛サロン)
もっとも毛嚢炎リスクが高いのは、毛抜きやカミソリによる自己処理。
毛抜きでムダ毛を抜くと周辺組織を傷つけるだけでなく、
ぽっかりと毛穴に穴があいているため、バイ菌なども感染しやすくなります。
また、カミソリはムダ毛だけでなく皮膚の表面も削ってしまうため、
バリア機能の低下という点では、もっともリスクが高いと覚えておきましょう。
医療レーザー脱毛とフラッシュ脱毛は、正直なところ大差はないのですが、
フラッシュ脱毛よりもレーザー脱毛のほうが脱毛の威力が高い、
つまり皮膚や毛穴に与えるダメージも強くなることから、
医療レーザー脱毛のほうがリスクが高いと言われています。
では、クリニックでの脱毛よりもサロンでの脱毛を選べばいいのでしょうか。
リスクだけを見ればそうかもしれませんが、私はそうは思いません。
なぜなら、クリニックならばもしも毛嚢炎になってしまった場合でも、
適切な「治療」ができるからです。
どちらの脱毛でも毛嚢炎リスクはあるわけですから、
もしものときに備えてクリニックに通っているほうが、安心かな?と思いました。
毛嚢炎になったらどうする?治し方や期間は?
もしも脱毛したあとに毛嚢炎になってしまったら、どうすれば良いのでしょうか。
毛嚢炎は、放っておいても3~4日ほどで自然となくなることがほとんどです。
私もそうでした。
かゆみや痛みがないのであれば、放置してしまっても問題はありません。
ただし、痛みやかゆみがある、しこりがあるなどの場合は治療をすることをおすすめします。
市販の皮膚疾患用の塗り薬を使うのもいいですが、
できることなら通っているサロンやクリニックに相談しましょう。
毛嚢炎があると今後の脱毛スケジュールにも影響を与える可能性もあるため、
きちんと相談しておくといいですよ。
クリニックでは治療ができるので、症状や状態に合った薬の処方などをしてもらえます。
脱毛したあとに毛嚢炎にならないための対処法
脱毛したあとに毛嚢炎にならないようにするためには、以下の2つのことが大切です。
- 保湿をしっかりする
- 肌を清潔に保つ
脱毛したあとの毛嚢炎は、肌のバリア機能が低下しているために起こります。
バリア機能は、保湿をしっかりすることで改善できますから、意識して保湿をしてあげましょう。
また、清潔を保って細菌が繁殖しないようにすることも大切です。
● 脱毛したあとは肌がダメージを受けていて、バリア機能が低下しているため毛嚢炎になりやすい
● 毛嚢炎は3~4日で自然と治ることがほとんどだが、ひどいときは病院へ
● 清潔にして保湿をしっかりすることで、毛嚢炎の予防になる
脱毛したあとのブツブツ、毛嚢炎は、誰でもなる可能性があるもの。
できるケアをしっかりとして、脱毛したあとの肌を守っていきましょう!