宝くじの当選金に税金ってかかるの?当選後の疑問についてお答えします!
宝くじに当選したら…という夢は、誰もが一度は見たことがあるでしょう。
宝くじに当たるのはわずかな人のみなので、なかなか当たることはありません。
しかし、当たったときのことを考えるのは自由ですよね!(笑)
宝くじに当たったら何をしたい!という夢を考える一方で、宝くじに当たったらどうなるんだろう…という疑問も生じるもの。
たとえば、宝くじの当選金に税金はかかるのか…など、気になりますよね。
やしまる
せっかく億万長者になれた!と思ったのに、税金として大半を納めなくてはならないとしたら、なんだか割にあいません。
ここでは、宝くじの当選金に税金はかかるのか?など、宝くじに当選したあとの疑問について解決していきたいと思います。
● 宝くじに当たったら、その場で受け取れるの?
これらの疑問を、解決していきましょう。
それでは早速、詳しく見ていきましょう。
宝くじの当選金に税金はかかる?
宝くじで高額当選したら、税金はかかるのでしょうか。
結論から言ってしまうと、宝くじの当選金には税金はかかりません。
これはつまり、宝くじの当選金は非課税だということ。
宝くじの当選金は所得という扱いにはならず、所得税を納める必要もありません。
そのため、翌年の住民税などへの影響もありませんのでご安心くださいね。しかしなぜ、宝くじの当選金には税金はかからないのでしょうか。
それは、宝くじを購入するときにすでに税金を取られているからなのです。
宝くじを購入するときにすでに税金を支払っているのに、当選金にも税金をかけてしまったら、二重納税になってしまいますよね。
そのため、宝くじの当選金に税金はかかりません。
宝くじの当選金でも使い方次第で税金はかかるので注意!
先ほど宝くじの当選金には税金はかからない、といいましたが、宝くじの当選金であっても使い方次第では税金が発生するので気を付けなくてはなりません。
その典型的な例が、贈与税です。
宝くじで1億円が当たったら、親に1,000万円くらいあげようかな、なんて考えたことはありませんか?
しかし、ちょっと待ってください!
たとえ非課税で丸々収入になった宝くじの当選金であっても、他人に譲るとなれば贈与税が発生するのが日本の法律の仕組み。
贈与税は最大で55%も納めなくてはならないので、1,000万円譲ったはずが、手元には500万円も残らなくなってしまうのです。
贈与税が発生するのは、年間贈与110万円以上の場合のみ。これは、グループで宝くじを購入したとき、誰か一人が代表で当選金を受け取り、その当選金を分配する場合であっても同じなので気を付けなくてはなりません。
宝くじ当選後の疑問を解決!
ではここで、宝くじ当選後の疑問を1つずつ解決していきましょう。
多くの人が疑問に感じていることを、まとめてみました。
<①当選金の受け取りに必要なものはある?>
宝くじで高額当選した場合は、宝くじ売り場で当選金を受け取ることはできません。
みずほ銀行の窓口で、当選金を受け取りましょう。
その際に必要なものは、「当たりくじ」と「身分証明書」です。
免許証やマイナンバーカードなど、身分証明書を必ず持参してください。
当選金が100万円以上の場合には、当たりくじと身分証明書の他に印鑑も必要になります。
宝くじにいくら当選したのか?によって、当選金の受け取りに必要なものは変わってくるということを、覚えておきましょう。
<②当選金はその場で受け取れる?>
宝くじで高額当選したら、当選金はその場で受け取ることはできるのでしょうか。
原則として、当日受け取れるのは100万円までです。
100万円以上の当選金の場合は、基本的には後日銀行口座に振り込みという形で当選金を受け取ることになります。
しかし、みずほ銀行本店でのみ、約2時間程度の照合時間を待つことができれば、当日全額を受け取ることも可能です。
どうしてもその場で宝くじの当選金を受け取りたいという人は、みずほ銀行本店で当選金を受け取ってみてはいかがでしょうか。
<③当選金を現金で受け取ることもできるの?>
宝くじの当選金は、高額になれば基本的には振り込みで受け取ることになります。
しかし中には、当選金を現金で受け取りたいという人もいますよね。
実は、宝くじの当選金は現金で受け取ることも可能です。
とはいえ、金額が多くなればなるほど現金はかさばりますし、重さも相当重くなるもの。
どうしてもという理由がないのなら、素直に振り込みにしてもらうことをおすすめします。もし現金で受け取るという場合、銀行の方でアタッシュケースなどの用意はしてもらえないので、自分で用意していくことも忘れないでください。
<④当選証明書って何?>
宝くじに高額当選すると、「当選証明書」を発行されます。
これは、いきなり大金を手にしたことの理由を証明するためのもの。
たとえば宝くじの当選金で住宅や車を購入する場合、いきなり一括で支払うと周りから不審に思われてしまうかもしれません。
そんなとき、当選証明書があれば「このお金は宝くじに当選したものです」と証明することができますよね。
また、グループで宝くじを購入して高額当選した場合は、グループのメンバーそれぞれが当選証明書を発行してもらう必要があります。
証明書があれば、当選金を分配しても贈与税がかかりません。
グループでの購入の場合は特に、必ず全員が当選証明書をもらっておくようにしてください。
<⑤宝くじに当選したことは秘密にできる?>
宝くじに当選すると、宗教や営利団体から寄付の勧誘が絶えない、という話を聞いたことがあります。
やはり宝くじに当たると、どこかから情報が漏れてしまう可能性はありますよね。
銀行から当選者の情報が漏れるということはありませんので、やはり身近なところから広まっていくのでしょう。家族に話しただけでも、そこから広まってしまう可能性は十分にあります。
宝くじに当選したことを周りに知られたくないのなら、家族を含め誰にも話さないようにするしか方法はありません。
まとめ
宝くじの当選金に税金はかかるのか?など、宝くじ当選後の疑問についてお話ししました。
● 宝くじの受け取りには、50万円以上の場合は身分証明書、100万円以上の場合はさらに印鑑が必要
宝くじは元々税金を支払っているため、当選金は非課税。
当選金はそのまま手元に残るわけですが、使い方には気を付ける必要があると言えそうですね。
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