飲む日焼け止めって効果あるの?副作用は?詳しく解説します!
日焼け止めを塗ったのに、うまく塗れてなくてうっかり日焼けしてしまった…なんて経験のある人も多いのではないでしょうか。
私も、うなじや足の甲などに日焼け止めがうまく塗れておらず、日焼けしてしまったことが多々あります。
色白で日焼けをすると真っ赤になってしまうので、痛くて本当につらいんですよね…。
そんなとき、飲む日焼け止めがあったら本当に便利!!
やしまる
でも、安易に期待しすぎるのはちょっと危険です。
ここでは、
- 飲む日焼け止めの効果
- 飲む日焼け止めの副作用
について、説明していきましょう。
飲む日焼け止めの効果や副作用についてしっかりと知識を得た上で、服用するかどうかを検討していってくださいね!
2023年最新紫外線対策!飲む日焼け止めとは?
ここ数年で、一気に知名度を高めた「飲む日焼け止め」。
インナーケアができるとして注目されていますが、飲む日焼け止めとは一体何なのでしょうか。
飲む日焼け止めは、一言でいうならサプリメント、健康食品になります。
紫外線を浴びたときに体内で大量に発生してしまう、活性酸素を生み出さないためのサプリメントですね。
元々は海外で注目されていましたが、近年では日本でも製造・販売がされるようになりました。
今では、化粧品メーカーや健康食品メーカーなど、様々なメーカーが飲む日焼け止めを製造しています。
飲む日焼け止めの最大のメリットは、「飲むだけでインナーケアができる」ということ。
やしまる
次の効果の項目で詳しく説明しますが、飲む日焼け止めはあくまでもインナーケアができるサプリメントであり、
「飲めば日焼けをしなくなる」ものではありません。
誇大広告と思われる飲む日焼け止めの広告ページでは、「飲むだけで紫外線対策はOK」「これを飲んでたから、海に行っても焼けなかった」なんてものを見かけますが…。
さすがに、それはちょっとあり得ません。
飲む日焼け止めは、あくまでも【日焼け後のダメージが残らないよう、内側からアプローチするもの】なのです。
やしまる
飲む日焼け止めの効果とは
では、飲む日焼け止めの効果にはどんなものがあるのでしょうか。
それはずばり、【活性酸素の発生を抑制する】ことです。
紫外線を浴びると日焼けをしますが、なぜ紫外線で肌が黒くなるのか、その理由を知っていますか?
紫外線そのものが肌を焦がしているわけではありません。
紫外線で日焼け(肌が黒くなる)のは、紫外線によって活性酸素が急激に増え、その活性酸素から肌を守るためにメラニン色素が過剰に作られてしまうからです。
つまり、日焼けは紫外線(活性酸素)から肌を守るための防御反応ということですね。
飲む日焼け止めは、紫外線を浴びても活性酸素が増えるのを防いでくれるわけですから、すなわち日焼けを防ぐ効果が期待できそうですが…。
はっきり言ってしまうと、現実はそんなに甘くはありません。
確かに飲む日焼け止めには、
- 活性酸素を増やさない
- 太陽光による紅斑の減少
- 太陽光による紅斑への耐性を高める
などの効果が期待されていますが、紫外線の強さから考えて、飲む日焼け止めだけでは紫外線対策は十分とは言えません。
米国皮膚科学会(AAD)では、飲む日焼け止めは確かに紫外線を防止する効果は期待できるものの、その強さは「SPF30の日焼け止めよりもかなり低い」としています。
引用元:https://www.aad.org/public
計算上だと、飲む日焼け止めのSPFは2程度しかないというものまであります。
もちろん人によって耐性は異なるため一概には言い切れませんが、飲む日焼け止めだけではちょっと心細いと言えるのではないでしょうか。
飲む日焼け止めは将来のためにおすすめ
飲む日焼け止めの効果を見て、「これなら必要ないじゃない!」と思った人もいるかもしれませんね。
確かに、即効性という点だけで見れば、飲む日焼け止めに価値はありません。
しかしそれは、あくまでも「即効性」という点であり、「持続性」という点からは、飲む日焼け止めはおすすめのアイテムでもあるんです!
やしまる
飲む日焼け止めは、活性酸素を防ぐ、すなわち抗酸化作用があるわけです。
活性酸素は、後々のシミやシワの原因になるもの。
これらは、紫外線を浴びたあとすぐに現れるものではありません。
何年も経ってから、シワやシミになって肌に出てくる厄介なものですよね。
よく、「若い頃に日焼けをすると年を取ってからシミになる」なんて言うのを聞いたことがありませんか?
飲む日焼け止めは、紫外線を浴びたことによって起こる「後々のトラブル」を予防してくれるのです。
レジャーの前に飲む日焼け止めを飲んだからといって日焼けを防げるわけではありませんが、飲む日焼け止めを毎日継続して飲んでいれば、年齢を重ねてからも美肌でいられるというのは、飲む日焼け止めの最大のメリットですね!
やしまる
飲む日焼け止めは、「目的」と「効果」をしっかりと理解して服用すれば、美肌を目指す人の強い味方となってくれることでしょう。
飲む日焼け止めの副作用とは
最後に、飲む日焼け止めの副作用についてお話しします。
飲む日焼け止めに副作用があるのか気になる人も多いと思いますが、結論から言ってしまうと、飲む日焼け止めに副作用はありません。
なぜなら、飲む日焼け止めは【薬ではなく健康食品(サプリメント)】だからです。
副作用というのは薬のみにあるものなので、健康食品の場合は絶対にありません。
ただし、飲む日焼け止めの主成分でもある
- フェーンブロック
- ニュートロックスサン
は、それぞれ植物由来の成分になります。
飲む日焼け止めによっては、食品由来の成分や美容成分などをたくさん使っているものもあるので、アレルギーには注意しましょう。
また、先ほど「効果」のところでも触れましたが、飲む日焼け止めに日焼けを防ぐ即効性はありません。
たくさん飲めば即効性が出るものでもありませんので、1日の量は必ず守るようにしてください。
一度にたくさん飲むよりも、毎日続けることが大切ですよ!
紫外線対策、日焼け対策としては、塗る日焼け止めも併用しながら、美肌のために飲む日焼け止めも続けてみてはいかがでしょうか。
やしまる
まとめ
● 飲む日焼け止めは活性酸素の発生を防ぐので、将来の肌トラブル(シワやシミなど)の予防に期待ができる
● 薬ではなく健康食品なので副作用はないが、アレルギーのある人は要注意
飲む日焼け止めの効果をきちんと理解して、「今」よりも「将来」のために飲む日焼け止めを飲み続けてみてくださいね!