浴室乾燥機って乾きづらい?乾かない原因や干すときの注意点とは?
雨の日や花粉のシーズンなど、洗濯物を外に干せないときに便利な浴室乾燥機。
しかし浴室乾燥機は、「なかなか乾かない」「浴室乾燥機だと乾きづらい」といった意見も見られます。
浴室乾燥機は、本当に洗濯物が乾きづらいのでしょうか。
やしまる
ここでは、浴室乾燥機で洗濯物が乾きにくい原因や理由、洗濯物を干すときのポイントなどについてまとめてみました。
● 浴室乾燥機でも洗濯物をカラッと乾かすためのコツはある?
こんなふうに感じている方、必見です。
この記事には、以下のことが書かれています。
● 浴室乾燥機で洗濯物を乾かすためのポイント
● 浴室乾燥機を使うときの、洗濯物を干すときの注意点
それでは早速、詳しく見ていきましょう。
浴室乾燥機で洗濯物が乾く仕組み
まずは簡単に、浴室乾燥機で洗濯物が乾く仕組みを説明します。
浴室乾燥機では、吹き出し口から温風を出して浴室内の湿度を上げて、さらに空気を入れ替えることで「乾燥と換気」を同時に行っています。
温度が上がると水分が蒸発する、という仕組みを利用して、洗濯物を乾かしているのです。
それだけだと、たとえばリビングのエアコンの前に洗濯物を干したり、ヒーターの前に置いておくのと変わりません。
浴室乾燥機の場合、カビの発生を防ぐという点からも「換気」の機能に優れているものが多いです。
そのため、洗濯物を乾かすのと同時にカビの発生を防ぐというメリットもあると言えるでしょう。
浴室乾燥機は洗濯物が乾きづらい?その理由とは
浴室乾燥機は温風を出して洗濯物を乾かすため、イメージとしては洗濯物も乾きやすそうですよね。
しかしながら、ネットで体験者の声などを見てみると、
● 全体的に湿っぽい
● 乾くまで何時間も浴室乾燥機をつけていたら、電気代が恐ろしいことになった
など、「乾きづらい」と感じている人も多いです。
なぜ、浴室乾燥機は乾きづらいと感じてしまうのでしょうか。理由として考えられるのは、
● 湿度が高すぎる
というもの。
外に洗濯物を干すのと同じで、洗濯物が多過ぎて隣とぴったりくっついていたのでは、なかなか乾きません。
やしまる
風通しが良い方が、洗濯物は短時間で乾きますよね。
また、浴室はただでさえ湿度が高くなりがちですが、洗濯物を干すと更に湿度が高くなってしまいます。
湿度が高すぎるとどうしても洗濯物は乾きませんし、薄手のものなど、せっかく乾いたものも再び湿っぽくなってしまうことも…。浴室乾燥機で洗濯物が乾かないと感じるときは、洗濯物が多すぎたり、それによって湿度が高くなりすぎているのかもしれません。
浴室乾燥機で効率良く洗濯物を乾かすためのポイント
では、浴室乾燥機で効率良く洗濯物を乾かすためには、どうすれば良いのでしょうか。
乾くまで1日中浴室乾燥機をつけていればいい、と思うかもしれませんが、電気代などの点からも現実的ではありません。浴室乾燥機で効率良く洗濯物を乾かすためのポイントを、まとめてみました。
● 窓を閉める
● 扉を閉める
1つずつ、見ていきましょう。
<浴室の水分を取る>
浴室内の湿度が高いと洗濯物は乾きづらくなるので、まずは浴室の水分をできるだけ取りましょう。
浴槽にお湯が入っている場合は抜く、もしくは蓋を閉めておきます。
壁などの水分は、拭き取っておくとgood。 洗濯物を干す前に、浴室乾燥機の換気モードで換気をしてから乾燥モードにするのも、効果的です。
<窓を閉める>
浴室乾燥機は室内の温度を上げて洗濯物を乾かすので、窓は閉めておきましょう。
特に雨の日や寒い日などに使う場合は、なおさらです。
<扉を閉める(むやみに開けない)>
浴室乾燥機を効率良く稼働させるためにも、扉は閉めておきます。
洗濯物がどうなったか気になる気持ちも分かりますが、むやみやたらと扉をあけるとせっかく暖まった空気が逃げてしまい、余計に乾きづらくなってしまいます。
洗濯物を干すときの注意点・ポイント
最後に、洗濯物の干し方や注意点をお話しします。
浴室乾燥機で効率良く洗濯物を乾かすためには、洗濯物の干し方も重要です。
やしまる
狭い空間に洗濯物を干すからこそ、どうやって干すかはとても大事なこと。
少しでも乾きやすくなる干し方をして、洗濯物を乾かしていきましょう。
<5~10cm間隔をあける>
洗濯物の干し方の基本ですが、洗濯物の間隔は隣と5~10cm離すのが理想的。
屋外のように自然の風はないので、吹き出し口からの温風が全体に行き渡るようにできるだけ間隔をあけて干しましょう。
<厚手のものは吹き出し口の真下に干す>
ジーンズやトレーナー、バスタオルなどの厚手のものは、吹き出し口の真下に干すようにします。
吹き出し口から遠いと乾きにくいだけでなく、厚手のものから出る湿気で、他の洗濯物まで乾きにくくなってしまいます。
<シャツの干し方>
ワイシャツなどはボタンを外し、ハンガーにかけます。
このとき、襟を立てておくと布同士が触れなくなるので、より乾きやすくなりますよ。
<ジーンズの干し方>
ジーンズなどのズボンは、ポールに被せるのではなく、角ハンガーを使います。
履き口のところをぐるっと洗濯ばさみでとめて、筒状にしましょう。
中まで風が通りやすくなるので、乾きやすくなります。
もちろん、ジーンズは吹き出し口の真下に干すことも忘れずに。
<ニットやセーターの干し方>
ニットやセーターは、洗濯機の乾燥機能を使うと縮んでしまいますが、浴室乾燥機なら大丈夫。
ただし、ハンガーに干したり角ハンガーで洗濯ばさみを使ったりすると、生地が伸びてしまう可能性があります。
ニットやセーターは乾きやすくするためではありませんが、型崩れを防ぐためにもお風呂の蓋にバスタオルなどを敷き、その上に干すのがおすすめ。
やしまる
平干しならば、生地が伸びてしまう心配もありません。
まとめ
浴室乾燥機で洗濯物が乾きづらい理由や、洗濯物を干すときの注意点について紹介しました。
● あらかじめ浴室の湿度をある程度下げておくと、乾きやすくなる
● 洗濯物は間をあけて干し、風通しを良くすると乾きやすい
賢く浴室乾燥機を使って、洗濯物をカラッと乾かしていきましょう!
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